希望の環が「こども∞感ぱにー」へ発電機を寄贈いたします

2016-02-18


東北復興プロジェクト「希望の環」が、宮城県石巻市の こども支援団体「こども感ぱにー」へ 発電機を寄贈いたいます


東日本大震災からの復興プロジェクトとして発足した『希望の環』は、震災のあった2011年より、消費地である首都圏を中心として被災企業の商品を販売し、被災地の産業復興に向けて取り組んでまいりました。その活動のひとつとして、全国の学校の学園祭や文化祭等で、学生さん自らがボランティア活動として、被災地の商品を販売する【学園祭プロジェクト】を行っています。おかげさまで昨年は開催150校を超え、これまでに全国延べ550校以上もの学校様にご協力いただきました。

震災当初、工場を流失してしまった仲間も多く、多くの従業員が仮設住宅での生活をする中で、まずは自分たちが復興することで、町の産業を活性化し、町に雇用を生み出し、町に生活を取り戻し、結果として私たちの育った町の復興につなげていこう、と活動を行ってまいりましたが、震災から5年、私たちの住む町には、依然として問題が山積しています。私たちも復興半ばの被災企業の集まりですので、いきなり大きなことはできませんが、いままで培ってきた全国の学校様とのつながり等を通じて、私たちの町の復興に向けて、できる限りの活動が出来ればと思い、昨年の【学園祭プロジェクト】を行ってまいりました。


震災では、多くの子どもたちが仮設住宅での生活を余儀なくされ、子どもとして当然の自由を失い、そして、今まで遊んでいたあそび場も失いました。こうした子どもたちを取り巻く環境の改善に取り組む団体に「復興支援販売会」で出た売上金の一部を寄付し、共に環境改善に取り組んでいきたい、という趣旨にご賛同くださった全国の学校様は、昨年ついに150校を超えるに至りました。

今回、発電機を寄贈する「こども感ぱにー」は、沿岸部の宮城県石巻市渡波地区で、子どものあそび場作りを、地域の方々と行っている団体です。なかなか行き届かない環境整備を、近隣住民の方々と共に行い、子どもたちの生活環境の改善と共に、近隣の高齢者のケアにもつながる活動を行っております。(http://codopany.org/)子どもを地域で育てることは、地域高齢者を見守ることにもなります。「地域の環」がつながる場所、みんなの居場所作りを目指しています。子どもたちの成長を見守る一人の大人として、地域の方たちと一緒に子ども達の笑顔を増やしていきたいと願っています。



震災から5年という大きな節目の年を迎え、来年以降、被災地への関心はさらに風化していくことが予想されます。そうした危機感を背に、私たちは今年【学園祭プロジェクト】311校の開催を目指し、活動を行ってまいります。


こうした決意を胸に、昨年の9月末には、石巻市の亀山紘市長にも近況の報告を行い、今までにご協力いただいた学校様、生徒の皆さんからお預かりしたたくさんのお手紙や、寄せ書きなどをご覧いただきました。

市長からは、ご支援くださった皆様に、感謝の言葉を託ると共に、市長とのお話を通じて、地元の復興への決意を改にする機会となりました。

町の再建が進む一方で、まだ支援を必要としている人が数多く存在します。ご取材を通じて、被災地の現状をより多くの方に知っていただき、沿岸の町の人々が一丸となった取り組みをご紹介いただければ、私たちの活動のみならず、現場で活動を続ける多くの方々にとって、様々な【支援の環】に繋がるのではないか、という願いを持っております。マスコミ各社の皆様におかれましては、場所は石巻と遠いですが、ご取材を通してお力添えを賜われれば幸いでございます。

今後ともよろしくお願い申し上げます。


 
■「希望の環プロジェクト」より「こども感ぱにー」へ、発電機の『寄贈式』 開催要項

日時 :2月27日(土)14時半~
場所 :宮城県石巻市渡波字黄金浜152-2 黄金浜ちびっこあそび場
出席者:NPO法人こども感ぱにー 代表 田中雅子
当日あそび場に来る子どもたち
希望の環プロジェクト 代表 高砂光延 

 
<「発電機」を選んだワケ>
震災の傷跡を目にしながらの生活、震災時から解消できないストレスを抱え続けている子どもは多いです。子どものストレスの解消方法は遊び。遊びは子どもにとって大切なものであり、生きることそのものです。

「やってみたい」という好奇心や、やってみて成功した喜び、失敗した時の悔しい思いも、全てが子どもの成長に大切なことです。大人が与えるのではなく、子ども自身が考えて決断し、自分の責任で遊ぶことが本来の「遊び」だと考えています。ブランコがしたいなら、皆でブランコ作りから始めます。遊びを通じて、社会性や協調性を学び、成長していくためのたくさんのエネルギーを交換し合うのです。だから私たちは遊具ではなく、発電機を贈ることにしました。少し暗い時間でも安心して遊べるように。今のご時世、ゲームをしたい子もいるでしょう。ただ、電気が使いたいなら、まずは自分たちでその電気を作るところから、です。

 




■【一般社団法人希望の環 概要】
設立日   2012年1月11日
所在地   宮城県石巻市三和町6番17号
役員構成  代表理事  高砂光延(株式会社高砂長寿味噌本舗 顧問)
専務理事  黒川健太(株式会社生産者直売のれん会 代表取締役)
理事    木村長努(株式会社木の屋石巻水産 代表取締役)
理事    阿部真也(株式会社丸平かつおぶし 代表取締役)
HP    http://kibounowa.jp/ 

 
■【NPO法人こども感ぱにー 概要】
設立日    2015年8月7日
所在地   宮城県石巻市鹿妻南2-1-7
HP    http://codopany.org/

 
■【本件についてのお問い合わせ先】
希望の環プロジェクト 東京事務局(株式会社生産者直売のれん会内)
TEL:03-5827-7530
FAX:03-5827-7259
担当:支援コーディネーター 平田翔也(ヒラタ ショウヤ)
HPからのお問い合わせ https://www.kibounowa.jp/contact/

 

 

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