地方からの東京進出にあたっては、無数の競合商品に埋もれずブランド化を果たす為には初期段階の応援団として「当該地方の出身者の郷土愛」に訴えかけることを重視し、地方色を前面に打ち出していることとして、弊社で首都圏エリアへの展開を推進している『八天堂』や『ミニヨン』を紹介いただきました。

 

 

また無名の状態から認知度を上げていく為には、自家消費だけではなく「手土産」としてのご利用を促すこととして、秋田県庁様の委託事業として取り組んでいる『東京おしょうゆみやげ』などをご紹介いただきました。

弊社の「地域特産品ブランド化支援」の取り組みをご紹介いただきました。
今回は北海道三笠市役所様にご相談をいただき、北海道メロンの元祖ともいえる「三笠メロン」の活性化のご相談をいただきました。
「赤肉」部分が極限まで拡がり香り豊かに品種改良が進みブランド化に成功されている「夕張メロン」と比べると、「三笠メロン」は青肉部分も大きく「夕張メロン」のような高額では取引されていません。

弊社では地域の農産物の特徴を引き出すことで個性を表現すべく、全国約100社の会員企業様のネットワークを活用して作り上げた加工品を活用しブランド化支援を行っています。
八天堂様によって「赤肉メロンと青肉メロンの両方の美味しさを同時に食べられる三笠メロンのくりーむパン」が生み出され、その他、様々な「三笠メロン加工品」が生まれました。

北海道最初の道の駅として多くの利用者が訪れる「道の駅三笠」限定の"ここでしか買えない"【観光土産品】として「三笠メロン加工品群」の販売をスタートし、同時に弊社の運営する首都圏エリアの『八天堂』店舗では「三笠メロンのくりーむパン」を販売し、「三笠メロン」のブランド化を推進しています。

 

 

弊社の創業の原点は「酒販店で豆腐を売る」取り組みでした。大手量販店では激しい価格競争に晒されていた「豆腐」が、廃れた商店街にありながら対面接客販売でこだわりを伝えながら販売いただける酒販店では高付加価値価格で販売でき、気づきを得ました。
「良い商品を作ることと同等に、その商品にとって良い販路で販売することが重要なのだ」と。
「中小食品生産者の魅力的な成長戦略を考えた時、それは決して規模が大きくなることではなく、大手企業と真っ向から価格競争を行うのではなく、自社の魅力が最も輝きを放つ小さな土俵を見つけそこでトップを目指そう。そして1社では出来ないことを全国の志を同じく出来る仲間と共に連合として挑戦し、小さなNo.1ブランドの連合を創ろう。」というのが私達のビジョンです。

弊社が苦しんだ立ち上げ期を乗り切り、多くを学び、今も共に成長を目指させていただいている『八天堂』ブランドの取り組みや、東日本大震災を受け取り組んだ石巻の被災企業の瓦礫の下から掘り起こした缶詰を『希望の缶詰』と名付けて現金化に取り組んだ東北復興支援事業、成長を続ける「駅ナカ」というフィールドを全国のより多くの中小生産者様に門戸を開こうと挑戦している『菓匠百選』などもご紹介いただきました。